作業療法士（中途・正規）

　当院作業療法部門では、発症直後から安全かつ積極的なリハビリを提供できるよう、各種カンファレンスの他、認知症ケア、緩和ケア、呼吸ケアなどのチーム活動にも参加しています。その中で患者さんの気持ちや、今まで大切にしてきたことなどを共有し、多職種で患者さんの入院生活を変えていけるような作業療法の実践をしています。 　当院では整形外科疾患、脳血管疾患を中心にがん、呼吸器、循環器などを対象としています。様々な疾患においてOTとしての専門性を発揮する為にも、臨床について気軽に相談し合えるチームがあります。また勉強会や学会発表のサポートなど、日々スタッフ間で研鑽できるような環境を心掛けています。 　急性期病院の中でも当院は手の外傷に対する症例数が非常に多く、手外科医師とのカンファレンスも開催しており、装具作成も含めたハンドセラピィに関する多くの経験を積むことができます。 　急性期医療をより充実させるため、患者さんに対して入院直後から切れ目のないリハビリテーションを提供するとともに、作業療法士が今まで以上に患者さんの生活に関わりながら活躍していくことを目指しています。

■■作業療法士　Aさん・勤続年数4年目■■ 　入職当初は、急性期の病院で働くことに不安がありましたが、教育プログラムや些細な疑問点・臨床での悩みも相談しやすい環境が整っているため、安心して仕事に取り組むことができています。 　作業療法部門内では勉強会やグループ活動を行っており、実技練習や事例検討を通して先輩方と意見交換をしながら、自己研鑽に励んでいます。 様々な疾患の患者さんに対応する中、手外科患者さんに対するハンドセラピィを行うことも多いです。手術翌日からの治療開始、装具の作製、時には手術見学をすることもあります。外来リハビリにて数か月にわたり、患者さんの生活状況や手の使用について確認しながら関わることにやりがいを感じています。 　他職種とも情報共有がしやすく、カンファレンスや日頃のコミュニケーションを通じて患者さんのADLの共有、退院後の生活等、OTとしての意見を伝えることができています。 休暇時にはスタッフ間で協力しながら業務を分担しているため、働きやすい職場だと感じています。 ■■作業療法士　Bさん・勤続年数10年目■■ 　総合病院である当院は、様々な診療科からリハビリテーションの処方依頼があり、多種多様な臨床を経験できる場所となります。また、県内では数少ない手外科を有するためハンドセラピーに関わることも多いです。 　私が当院で目指す作業療法士像は、多様な疾患に対応できるジェネラリストでありつつ特定の専門領域の専門家になることです。そのために現在力を入れていることは、論文検索や学会参加をして得た知識を科内で共有すること、臨床経験をまとめ院内外で症例発表をすることです。学会参加は出張として行くことができ、科内の雰囲気も学会出張を後押ししてくれるため遠方の学会にも行きやすいです。症例発表に関しては、経験豊富な先輩方や医師も査読を行ってくださりフォローアップ体制も心強いです。様々な学会に参加し得た知識を共有することは個の成長だけでなく組織の成長にも繋がるため引き続き取り組んでいきたいです。 　当院のリハビリテーション科の雰囲気は、「人の暖かさ」を感じることが多いです。声をかけずとも互いを助けあい協力する場面が多く、自分自身もより職場の力になりたいと思える場所です。引き続き当院で一人でも多くの患者様のために尽力していきたいです。